セカンド・バージン
'86双葉社刊。
一話6ページで全32話。母一人に娘二人の家庭のお話。毎回一波乱あって、作者(?)のナレーションで締めくくる、という、テレビドラマ的でフォーマットを毎回きっちり守ってる。
このまま連続テレビ小説にできそうな感じです。年季の入ったテレビドラマ愛を感じるなあ。
真知子巻きが似合うお母さん・樹美子さんと謎のインテリ土方"ブライアン・フェリーおじさん"の接近が一応話の主軸だけど、もっぱら描かれるのは女だけの家族の暮らしぶりだ。男性キャラはみんなズレてたりスチャラカだったりで頼りにならない。そんな中、母と娘たちは衝突したり仲直りしたりしながら、毎日元気にやってます、という感じ。
タイトルと表紙(やる気の無い表情のヌードの娘さん)は読者へのはぐらかしというか、当時「女の子エッチマンガ家」なんて呼ばれてた作者のいたずらという気もします。表紙やタイトルの印象と違って性的なものといえばせいぜい生理用品を買うエピソードくらい。家に来た娘さんのBFが鼻息荒くのしかかってくるかと思いきや、彼は樹美子さんに一目惚れして毎日"随筆"を送って来るようになる。
このへんの、うまい肩すかしの感覚が作品の基調になってる。
登場人物の性格がみんなかわいらしいですね。この作者にしては一般向けという感じだけど、楽しんで描いたんじゃないかと思わせます。
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