ウォーキン・オン・サンデー
「ボーイフレンドisベター」(白泉社'86)所収
'85年の下北沢を散歩する三人の女子大生。
"散歩"と"女ともだち"というのは作者の定番のモチーフだ。
後に「くちびるから散弾銃」でも書かれる男の子のパンツ談義がここでも繰り広げられてる。というかこの三人は「くちびるから散弾銃」の三人とほぼ同じですね。大人っぽい子・お嬢さんっぽい子・下町っぽい子の三人。あてもなく歩き、とりとめなく話す三人の言葉。
後に岡崎京子は時代の語り手、トレンドの旗手のように一部メディアで扱われるようになるけど、この人の"今"の感覚はもっと繊細で地味なものに宿っている気がする。たとえばこの作品の中で三人の女子大生が歩道橋の上から眺めるきれいな夕陽、とか。そこは流行でもなんでもないけど"今"の感覚がある。
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